この記事をご覧いただいている方は,家を建てることに関心がある方,あるいはすでにご自身の家を建てた方かもしれません。みなさんはなぜ家を建てたでしょうか?あるいは,なぜ家を建てることに関心があるのでしょうか?
家は多くの人にとって人生で一番高い買い物。ある場合は,30年以上,つまりこの後の人生の半分くらい住宅ローンを払い続ける必要があります。気軽に立てられるものではありません。一大決心が必要です。
家を建てざるを得ない理由
わたしにとってもちろん家を建てるのは人生で初めてです。これまでは親が建てた家に住んでいました。
しかし,古い。それもそのはず。わたしが生まれた頃に建てられた家,もう50年近く前です。雨漏りもしています。台風がやってくる夏から秋はとっても心配。台風が直撃すると,屋根が飛ばされるんじゃないかと。ひやひやして眠れません。
最悪の断熱環境
しかも,夏は暑く,冬は寒い。おそらく,壁の断熱などはもうボロボロの状態ではないでしょうか。隙間風も入ります。家の周りは田んぼと畑のため,冬に北風が吹くとほこりが家に入ってきます。
家庭環境の変化
こうした理由で今回,家を建てる決意をしました。そうではあっても,半年前までは自分で家を建てることはまだ考えていませんでした。親が一緒に暮らしていたから。
でも,半年ほど前に病気で親を亡くしたことがきっかけで,「そういえば,この家はかなり古いよな。完全に一人になったこの機会に,新しい家を建てようか」となったわけです。
親が亡くなるさらに1年ほど前,「この家,もうそろそろ建て替えなきゃね」と親と話してはいました。でも,その時はあまり本気ではありませんでした。
今考えると,その時は建築計画を勧めなくて良かったと思っています。その後発症する親の病気の世話をしながら建築を進めるのはかなりしんどかったと思います。無理だったかもしれません。契約はしたものの,建築が進められない,悲惨な状況になっていたかも。
家を建てる大変さを記録として書き残したい
そういうわけで,約半年前から,「家を建てようか」と一人で動き出しました。でも,全くの一人で新しい家を建てるというのはとても大変ですね。
まだ建設の途中ですが,それを如実に実感しつつあるので,それをタイトルにして建築ブログをはじめようと思ったわけです。
これから具体的に,30坪平屋の建設の様子を綴っていきますね。